短歌
☆たくさんの雲が集まり重なって冷えぬようにと守ってくれる
☆ありがとうって言いたかったよ最後にね 心残りはそれ1つだけ
☆本来の意味を景色に包んでも通じちゃうのが短歌の楽しみ
☆考えない何も考えたくなくて過去の記憶にフタをしている
☆見上げれば雲しか居ない空だけどそれでも地球は丸く見えるよ
☆新月のあいだは兎もひとやすみ手に手をとって闇に消えるよ
☆産み出した短歌が手元を離れてく耳をかすめる風にでも成れ
☆鉢植えの緑が凛と佇んで落ち込む私はそれが見えない
☆大切な家族の笑顔を守る為重い心を奮い立たせる
☆潔くまといし衣脱ぎ捨ててその身をさらす桜の大木
観客の目をちゃんと見て歌う人 サヨナラもまた巣立ちと笑う
☆クリスタルの冷たい光に誘われて手に取ってみる冬枯れの朝
何1つ予定が進まぬそんな午後用もないのにケータイ開ける
☆「修羅」という曲が流れてるテレビの向こうでエレキも泣いた
☆ゆったりと身を横たえる海を見て我の鼓動も落ち着いてゆく