2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

短歌

☆マティウスのロゼはぴんくい泡ばかりハジケテ行くのは恋と同じね

短歌

☆立体のハートのパズルを組み立てた夫の姿がまぶしく見えて

短歌

☆いちめんに広がってゆく羊雲 限りの無さの空の証明 ☆夜の星朝の雲など見る度にうつむいていた自分に気づく ☆合宿で外泊している息子の分食卓の席ぽっかり空いて

雲もこもこ

短歌

☆ブラインドの間をぬって流れ込む陽射しは淡くゆらり秋色 ☆めぐる四季 人の心も同じなら あなたの気持ちは戻るでしょうか

流れ

短歌

☆風に乗り舞う花びらのさわやかさ思い起こしたsakuraの珈琲 ☆恥じらいを隠しきれずに秋の空薄桃色に染めて昇る陽

短歌

☆「哀」という字はアイと読む「愛」と同じ響きが哀しい ☆どこまでも進んで行けそうこのチャリで 会えないはずの貴方の元へも (自転車のタイヤ空気満タン♪) ☆明日への光がもしも見えぬなら私自身が光になろう(誰か、一人だけでも救えますように) ☆薄雲が…

たまゆら

短歌

☆薄雲の衣をまといてまんまるの月は御身恥じらう涼秋

仲秋の名月

短歌

☆赤茶けた銅の器具たち夜中には駆けたり飛んだりしてるのかもね ☆朝方の窓より入る涼やかな風はほんのり秋の匂いが

短歌

☆お月様が見ていてくれた夕べには内緒話が尽きることなく ☆湧き水で珈琲淹れたら酸味がね突出したの何故か教えて ☆例えれば雑味の方の私でも何かの役に立ちたいんだよ

短歌

☆あなたが光を見失わないように僕には何が出来るのだろう ☆誰が為花かんざしの花びらの白いぬくもり心を照らす ☆外からは隠されてるけど見えぬけど良いことなのか人の心は

花かんざし

短歌

☆川辺には色とりどりの花が咲く誰が植えてくれたのだろう ☆惰性にて手をうごかすうちに終業の鐘の鳴る音ホッとしている

短歌

☆自転車で狭い歩道を譲り合う 心が通ったようなひととき ☆まだこんな感性が自分にあるのだと気付いて何だかホッとするとき

短歌

☆夏が過ぎ静かになった川辺にて黄やピンクの花に癒され ☆飛び立った白い鳥を追うように水辺の白い鳥も羽ばたく

はなととり

短歌

☆両足に未だ鉛は乗っかってそれでも一歩は踏み出している ☆むせ返る湿度の高さも気にせずに明るく開く葉先が揺れる