2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

短歌

☆秋空に千の心がまとまって雄々しく泳ぐチェッカーフラッグ ☆不自由な足の女子を抱えつつ男子は飛んだ大縄跳びを ☆騎馬戦で上に乗った我が娘見たいばかりに前へ前へと

体育祭

短歌

☆小さくとも偉大な命の誕生を忘れな草が教えてくれた

芽吹く

短歌

☆明日もまたここで会おうね角っこを曲がった先の夕陽キャンパス ☆雑巾を手にした夫が拭いたのは私の箪笥 ありがとうね ☆どこからかやって来たのか元々の種が吹いたか二葉がいっぱい

明日

短歌

☆みどりごの爪の先よりもずっと小さな種を土の布団に

種まき

短歌

☆紺碧の夜空にぽっかり浮かんでるお月さまのまあるい笑顔 ☆夜の海盆を浮かべてゆらゆらといざなう先は天かそれとも ☆銀行の隅で小さな笑い声指相撲する父と子が居て

まあるい

短歌

☆窓辺より訪れる風ゆるやかに小人のダンスまわって踊って ☆水色のクリーミィな秋空にミルクを一滴たらしてみようか

風、緑いろ

短歌

☆宇宙まで突き抜けてゆけ いつの日か その手が届くと信じてそして

らせん

短歌

☆ビル群のあいだに埋もれた古寺の それでもどこか涼しげな木々

短歌

☆夢いっぱいカバンに詰めて旅立った あの日はそんなに遠くないはず

短歌

☆夕闇に紛れるように浮かんでる白い輝きクレセントムーンの ☆彡

短歌

☆龍みたく横たわる夕焼け語り合う子らとの時間愛おしい秋 ☆蜘蛛の巣に光の玉がころころと寝そっべっているから今日はお休み ☆

秋模様

短歌

☆まんべんなくオシロイ塗った秋の空何だか重そう紅葉つぶやく ☆まあいいや完璧でないのが人だから何をされても不思議じゃないよ

短歌

☆窓辺より滑り込んでる秋の陽を追ってピイピイ鳥の鳴き声 ☆工場の壁に色とりどりの傘真っ白な傘がお陽さまの役 ☆雲間よりふわりのぞいた一番星明日の在りかを教えてくれる ☆雲間よりフワリのぞいた一番星そこだけ青く清く明るく