短歌

小雨降る分厚い雲の透き間よりそれでも届く小さな夕日



土砂降りで薄暗がりの雲の中見えないけれど太陽は居る



雨上がり心地良い風 葉を揺らし我の心も撫でて過ぎ行く



名も知らぬ雑草がふと芽を出した「生まれたね」と言う娘の笑顔



物言わぬベランダに居る緑達眺めるうちに癒されている



公園に置き去りにされたズブ濡れのピンクの自転車片付けた人