短歌


子供らが空を見上げて話してる「あれは、きっとウロコ雲だね」


足元をよーく見ようよ幾らでも幸せなんて転がっている


ただでさえちっこいんだからと夫が言う。薄着の私を気遣っている


順々に濃くなる緑に移りゆく季節の流れを知らされている


結局のところは今という時間を精一杯に生きるしかない