母と私―心の闇に光が射した!
初めて、本当の意味で自分と向き合えました。
ヒントになったのは、家族みんなでみた「親指さがし」という映画(DVD)の
「彼は何を怖がっているんだろう」というセリフです。
ずーっと考えていて、今夜やっと自分なりの答えがでました。
私が、ずっと怖がっていたのは、母でした。
以前から・・・自分の中の未成熟な部分(子供のままの私)と向き合う必要性は感じていました。
でも、嫌でした。出来ませんでした、どうしても。
それもそのはずです。
私が、自分の中の未成熟な部分(子供のままの私)と向き合うという事は、
自分の中の1番の恐怖と向き合う事だったからです。
私は、カンシャクを起こす母が怖かった、不可解な行動をする母を見て、
頭がおかしくなったんじゃないと、怖かった、
母がゼンソクの発作を起こすと、死んじゃうんじゃないかと、怖かった。
母から女になった現場を見た時、私の母ではなくなってしまうのではないかと、怖かった。
そして、何より、
母を怖がる自分を受け入れられなかった。
このことから、いろんなことがわかってきました。
私が、ある意味、トラブルメーカーだったのは、時に周囲の人達に当たり散らしていたのは、
直接母に抗議できない分を他の人にぶつけていたのです。
特に(男女に関係なく)母に似た部分を持った人というか、
私が、母の影を重ね合わせていた人に対しては、
それが、とても強く出ていました。
これを、心理学用語で、「陰性転移」といいます。
私は、母を理解できたことで、母と向き合ったつもりでいました。
でも、違っていました。
自分が本当に伝えたい事を、まだ伝えていなかったのです。
「子供の頃はね、お母さんが怖かったり、心配だったりしたんだよ、でも今は大好きだよ」
って。難しい言葉はいりません、親子だから。時間作って会いに話しにいきます。
私のこれまでの人生は、そして出会いは、全て意味がありました。
今回のことでも、最低限、
心理学を学ぶきっかけを作ってくれたカウンセラー、陽性転移を体験させてくれた医師、
そして、陰性転移を体験くれた人、この3人と出会わなければ、
今夜の大切な気づきはありえなかったのです。
もちろん、他にも大切な出会いは沢山ありました。
というより、
いい人も、そうでない人も全て、
良い事も、悪い事も全て、
私という人間を作る為に
私の人生を作る為に
全て、必要だったのです。
全て、大切だったのです。
そして・・・私は、こうも思います。
この世に、たった1人しかいない自分自身もまた、大切な存在なのだと。