短歌日記

[

花びらはその姿を開くほど白く真白く熱を帯びてく


散ることがわかっているから目を向けない自分と重ねて重いため息


ついうっかり忘れるところだ今年こそ桜の下でCoffeeTime


琥珀色のコーヒーの上にひとひらの花びら降りたら君と会おうか


桜だけ何故に注目されるのかアスファルト破り顔出すタンポポ


来年もまた咲くんだよ先だけど確実なだけマシだと思う




桜ごめん気付かぬ私がバカだった おんなじ花は二度と咲かない